那須烏山市の中山地区にある国民健康保険「七合診療所」の本間真二郎所長は、2009年に札幌の大学病院から当地に移住し、赴任しました。本間先生の基本的な考えは「医の前に食があり、食の前に農があり、農の前に微生物がある」ということであり、薬や注射をなるべく使わず、患者自身の免疫力を大切にした治療に当たっています。
茨城県堺の大木須地域に平成5年(1993)、産業廃棄物処分場建設の話が持ち込まれ、これを機に地域の将来を考える「木須川を愛する会(後に「里山大木須を愛する会」に改名)が結成され、宇都宮大学との交流が始まります。活動拠点として古民家を改修し、そば祭りを開催し、オオムラサキ、ホタルの生息地づくりを進めるなど、農山村繁栄の新たな道を目指しています。
山深い八溝地域の横枕で、定年を機に両親から引き継いだ農地を活用し、バラ園づくりに挑戦する根本健・和子さんご夫妻。最初は1本のバラの苗木を植えることからはじめ、現在では約800㎡の園地に約200種、350本ものイングリッシュローズやツルバラが茂っています。谷地から水を引いた小川、園内を回遊できる遊歩道を設けるなど、人を呼び寄せるオープンガーデンづくりを続けています。